ロゴ制作の現場から

ロゴ制作の裏側などロゴデザインの仕事に関することや身近なことを書いていきます

未経験からグラフィックデザイナーになる方法-ロゴ制作の現場から

フリーランスのデザイナー

デザイン未経験者が美大やデザイン系専門学校に通わないでデザイナー(グラフィツクデザイナー)にになる方法は?


今回はサラリーマンや主婦、フリーターの方が未経験からグラフィツクデザイナーになって、 ゆくゆくはフリーランスになる方法をお話しします。
実はグラフィックデザイナーになるには特別な資格が必要というわけではありません。 名乗ろうと思えば明日からでもグラフィックデザイナーにはなれるのです。 アドビ認定エキスパートとかDTP検定などのような民間のデザイン資格は幾つかありますが、公的資格ではなく法的根拠もないので、実際には持っていてもほとんど役には立たないとは思います。


世間的にグラフィックデザイナーという信用を得るには、少なくとも実務経験2年以上くらいはないとグラフィックデザイナーとして通用しませんでしたが・・・今は?


グラフィックデザイナーの作業風景

グラフィックデザイナーになるには普通は美術系の大学やデザイン専門学校、デザインスクールを卒業して、広告代理店やデザインプロダクション、企業の広報室、デザイン室などに就職するというのが一般的な流れです。
学校のキャリアセンター(就職課)などを通じて就職するので新卒(未経験者)でも大丈夫ということになると思いますが、サラリーマンや主婦の方が今から学校に通ってデザイナーになるというのは実際のところけっこう厳しいというのが現実です。(ただし方法次第でグラフィックデザイナーにはなれます。) 年齢的に20代前半(卒業時25歳くらいまで)なら学校に行って新卒採用でグラフィックデザイナーになるのが一番の近道です。
一般的にグラフィックデザイナーとして就職するなら未経験では難しい傾向にあります。(未経験なら新卒に限るという場合が一般的)ただ、未経験の場合でもadobe 「Illustrator」と「Photoshop」というデザイン系ソフトの実務スキルがある場合は、可能性はあります。(こういう時にアドビ認定エキスパートなどの資格は少しは役に立つのかもしれません)
しかしその場合でも年齢的な制限もあるでしょう。28歳を超えていればかなり厳しいと思います。20代後半くらいからは、デザイン事務所にはチーフデザイナーがいる場合がありますし、アートディレクターも30歳くらいからの人もいる場合があります。彼らも面接に参加する場合があります。自分より年上の未経験者が入ってきても使いづらいというのが実際のところです。


未経験者がなぜ、厳しいかというと

グラフィックデザイナーの募集は基本的に経験者です。

グラフィックデザイナーの募集は、実務経験おおよそ2年以上からという場合が多く、中には1年以上という場合もありますが、逆に3年以上という場合もあります。募集している会社は即戦力として使えるデザイナーが欲しいので未経験の募集はほとんどしません。何もできない未経験者を育てるという余裕はデザイン事務所にはないのです。それなら、一時的にでも派遣会社からをデザイナーを雇ったり、付き合いのあるフリーランスのデザイナーに助っ人を頼みます。 したがってサラリーマンや主婦の方がデザイナーになるには専門学校などに入り直し、そこから新卒で就職するという方法が一番の近道ではあるのですが、時間的にも難しく年齢的な制限も考えると、諦めてしまうという方も多いのではないでしょうか。


やはり未経験でグラフィックデザイナーになるなんてことは、30歳を超えたら諦めなければならないのか?

デザイナーへの道

クラウドソーシングなどが浸透していない何年か前までは、30歳を過ぎた未経験者のサラリーマンや主婦がデザイナーになってフリーランスにというのはとても難しかったと思います。 しかし今の時代は少し違うようです。スキルがあればというのは大前提ではあるのですが・・・。
インターネットの普及によってネットを通してクライアントから仕事を受ける「クラウドソーシング・・お仕事マッチングサイト」や「スキルの販売サイト」が台頭してきました。代表的なサイトにはランサーズやクラウドワークス、ココナラなどがあります。 このクラウドソーシングを通して、未経験者でも経験を作れるということが、今はできるようになっています。ただし、これは仕事の取引になりますので責任が発生するということを肝に銘じておいたほうがいいと思います。簡単な気持ちで引き受けてしまってはトラブルの原因になります。


ランサーズやクラウドワークス、ココナラなどは登録しないでも、どのような仕事があるかを覗いてみることができます。登録すると仕事に参加することができます。いろいろな案件が数多くあり、仕事の方式もコンペ形式やプロジェクト方式などがあり、実際に募集中の仕事を見ることができます。

クラウドソーシングのデザイン料(制作費:報酬)はかなり低い設定がされている場合がほとんどだということです。

これは仕事を発注するクライアントが金額を決めるのですが、とにかくデザイン事務所がクライアントに提示するような料金設定と思わないほうがいい。下手すれば、1/10くらいの設定になっていることもあります。 しかし、この料金設定の低さが、ポイントなのです。

なぜなら、あまりに安い料金にはまともなデザイナー(フリーランス)は参加しないということです。そこが逆にチャンスということです。 とりあえずは、作品を作るという目的だけのためにそういう依頼に応募していきます。料金が低すぎると応募者も少ないので採用される確率も上がります。まずは1回でいいから採用してもらい作品を作ることが重要になります。
クラウドソーシングでは、就職した経験を得ることはできませんが、作品を作るということができます。作品を作るということは制作実績になるということ。これがとても重要なのです。制作実績とは実際にクライアントに収めたデザインになります。制作実績があるということは少なからずクライアントと取引をしたという実務経験があるということの証明にもなるのです。


デザイナーとしてデザインプロダクションなどに面接する際には、必ず作品が必要になります。 面接を担当するのは経営者やCD(クリエイティブディレクター)やAD(アートディレクター)になりますが、面接時には必ず作品をお持ちくださいと言われます。もし作品がなければ基本的には採用は厳しくなると覚悟しておく必要があるでしょう。もちろん会話の中であなたの資質や性格を判断し、作品がなくても決めてくれるというケースもあるかもしれませんが、中には面接時に本当にイラストレーターなどのソフトが使えるかというテストをする会社もあるのです。


未経験でデザイン事務所などに入ろうとするなら、イラストレーターとフォトショップのスキルを身につけるのは絶対です。まずはこの二つのスキルを身につけてクラウドソーシングで実際に幾つかの作品を作ってから面接に望んでみるといいでしょう。 デザイン会社の中には忙しすぎてある程度できるのであれば来て欲しいという会社も存在します。ただし、最初に助言しておくと忙しい会社は残業代がつかない残業が多く、土日祝日も仕事ということもあり得ることは覚悟しておく必要があります。

<ここまでのまとめ> 未経験のあなたがが美大やデザイン系の専門学校に通わないで、デザイナーになるには。

独学や時間の融通がきくデザイン講座などでまずはスキルを身につけて、仕事マッチングサイトやスキル販売サイトなどで幾つか仕事をこなし、自分の作品を増やしていくということが近道です。