ロゴ制作の現場から

ロゴ制作の裏側などロゴデザインの仕事に関することや身近なことを書いていきます

ロゴに向かない色(カラー)とは?-ロゴ制作の現場から

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その色、ロゴの色としてはあまりお勧めできません!

毎日のようにロゴのデザイン制作をしていると、クライアントからもいろいろな要望もあるわけですが その中でも割と多いのがロゴの色に関する要望です。

クライアントが色を直接指定してくることもあれば、気に入った色の画像を添付して送ってくるケースもあります。 ほとんどの場合は、クライアントの希望に近い色でロゴのデザインを提案することができるのですが 中には「この色をロゴに使用するのはちょっと無理があるかな」と思う場合があります。


【無理と思うケース 1 】
クライアント:「ロゴの色を"R124、G252、B0"で作成してください」というご要望

【無理と思うケース 2 】
クライアント:「ロゴの色を添付画像のように鮮やかな色で作ってほしい」
画像を開いてみると、とても鮮やかで発色のいい色のサンプル画像だった場合


どちらのケースも、実はRGBカラーの場合です。
ケース1は、まさにRGBで色指定を指示されています。 ケース2は、画像を見ると明らかにRGBカラーの色ということが経験あるデザイナーならわかります。


RGBカラーは、光の3原色と言って、主にテレビやパソコンのディスプレイなどのデジタル環境で使用する色といえばわかりやすいと思います。 このRGBカラー、実はロゴにはあまりオススメできない色なのです。 確かに発色が良くて見た目は鮮やかで綺麗なので、クライアントがこの色をロゴに使いたいと思う気持ちもわからなくも無いのですが 会社のロゴやお店のロゴとして使用する場合、RGBカラーはあまりオススメできません。

会社のロゴマークやお店のロゴなどは、様々なツールや媒体に使用されることが予想できます。 今は多くの会社やお店がホームページも作成するでしょうが、まだまだ紙の印刷などをするところも多いです。 その中にはオフセット印刷する可能性も十分にあります。オフセット印刷ではカラーモードはRGBではなくCMYKになります。 RGBカラーでロゴを作成して、オフセット印刷でもしようものなら、全然違う色味のロゴになってしまいます。 RGBカラーモードをCMYKカラーモードに変換すると綺麗な発色はなくなり色がくすんでしまうのです。

もし何も知らずにRGBカラーで作成して、そのまま納品してしまいクライアントがオフセット印刷してしまったら 刷り上りを見たクライアントから”色の感じが全然違うのだけれど!”などのクレームものです。

そういう事にならないように、自分の場合はクライアントに色の違いをサンプル添付してわかるように説明しています。それでも、鮮やかな色をどうしても使用したいならデジタル媒体と紙媒体に分けた色指定マニュアルを作ることをお勧めします。

<デザイナーにロゴの色を伝えたい場合>
ロゴ制作する場合は、ロゴのデータは通常CMYKカラーでつくるのですが、 クライアント側からデザイナーにロゴの色を指定する場合 CMYKカラーで指定してください。
色見本などを掲載しているホームページで色を探すことはできますが、見本になっている色はほとんどがRGBカラーです。その見本の色に対して、CMYKカラーモードの色指定も掲載されていますが、見本の色はRGBなので実際には違うということを理解しておく必要があります。

クライアントからロゴの色の要望に関してのデザイナ−の対応>
クライアントの要望をそのままロゴの配色にしてしまってはダメな場合を見抜かなければなりません。 クライアントは色に関して専門ではないので知らない方が多いのです。 これはデザイナー側がしっかりと説明する義務があると思います。


まとめ

●会社のロゴやお店のロゴ制作する場合、ロゴのデータはCMYKカラーでつくる。
●クライアント側がデザイナーに色を指定する場合はCMYKカラーの色指定で指示する
●RGBカラーを使用する場合は、色指定マニュアルを作る